オススメ! iRacing用テレメトリ表示アプリケーション

 iRacingでテレメトリを表示するために、USB接続の外部モニター(サブディスプレイ、サブモニタ)と、テレメトリ表示アプリケーションを使っていますので紹介します。

 iRacingでは、走行中にF1〜F8でブラックボックス表示を切り替えることで、燃料残量やタイヤの消耗、残りラップ数などを表示できますが、これらを同時に表示させるのは不可能。そこで使用しているのが、こちらの外部モニター用のアプリケーションです。
フリーソフト



 このアプリケーションを使うと、以下の項目が一度に確認できます。

■タイヤ関係
・タイヤの温度と消耗率(前回走行時のもの)

タコメータ/ギア関係
・MAXRPM(そのセッションで使用した最高回転数/レブリミット
・速度(kmh)、エンジン回転数(rpm
RPMゲージ(LED風)
・ギア表示

■エンジン関係
・水温/油温
・エンジンの状態(RUNNING/STALL)
・ABSのオンオフ
・ピットレーンリミッターのオンオフ

■燃料関係(リットル表示のみ)
・燃料残量
・直前のラップで使用した燃料量
・走行可能ラップ数予測(直前の燃料消費を元に自動計算)

■レース関係
・レースの残りラップ数(注:残りタイムは表示されません
・レースで給油が必要な場合、給油時期と給油量(注:タイムレースの場合は表示されません

 使い方はとても簡単で、このアプリケーションを立ち上げたあと、外部モニタに表示させておくだけです(外部モニタが無くても起動します)。

 このなかで便利なのは、燃料関係でしょうか。iRacingのブラックボックスでは、1ラップ当たりの燃料消費がわからず、走行可能ラップ数も正確ではないため、レースで何リッター積めばいいのか分からないことがよくあります。しかし、このアプリケーションがあると、1ラップ当たりの燃料消費が正確に分かるので、作戦が立てやすくなります。ただし、ガロン表示や、kg表示(F1など)には対応していません

■プラクティスや予選中の画面


「1周当たり0.79リットル使用しており、あと8.13周走れる」

■レース中にピットストップが必要なとき


「17周以内に25.38リットル以上給油せよ」

■レース中にピットストップが必要ないとき


「ピットストップは必要なし」

 3画面表示にして、さらにFOVを100〜120前後にしている場合、タコメータやLEDのrpmゲージ見えないことがよくありますので、RPMゲージも便利です。ただ、このRPMゲージの色は、例えばF1だと16000回転以上で赤色表示(シフトアップしなさいよ、という意味)になるのですが、F1は17500回転付近が理想のシフトアップポイントなので、赤色になるタイミングが少し早すぎます。この辺りが微調整されるといいのですが。

 画面のレイアウトについてもオプションがあり、フォントの大きさなどが自由に調整できます。

 なお、外部モニターとして使えるのは、USB接続の外部モニターや、iPhoneiPadなどがあります(iPhoneiPadで使用するときは「iDisplay」というアプリケーションを使って、iPhoneiPadを外部モニターとして使えるように設定します)。

 自分が使用しているのは、センチュリーのLCD-8000UというUSBモニタです。自分はAMDのEyefinity技術を使って3画面に使用していますが、とくに問題なく4画面目として使えています。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%BC-%E6%B6%B2%E6%99%B6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4-LCD-8000U/dp/B001RBDY3Q/

 外部モニターへのテレメトリ表示については、表示可能な内容が拡張されていくことがiRacingより表明されていますので、ここで紹介したアプリケーション以上に便利なもの、デザインに優れた物がどんどん出てくることを期待したいです。個人的には、ブレーキバランス、タイムレース時の残り時間などが表示されるようになると嬉しいです。

 使い方などで分からないことがありましたら、分かる範囲でお答えいたしますのでなんなりとご質問下さい。


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