岡国にF1が帰ってきた!(iRacingのおかげで)

 今回は、5月2日に行われたJP meeting、”F1GP in 岡山”のレポです。

 いやぁ、岡山国際サーキットでF1ですよ! 1994年と1995年に、パシフィックGPとしてF1が開催され、あのアイルトン・セナも走った岡国です。ちなみに、セナが最後に日本で走ったのは、鈴鹿ではなく、この岡国なのです。ただ残念ながら、僕の大好きだったナイジェル・マンセルは走っていませんが。

http://www.youtube.com/watch?v=pac7Ev6CUMQ:movie:W500

 iRacingのおかげで、F1で岡国を走るという夢がかないました。レーザースキャンで緻密に再現された岡国を、Williams F1で。そういえば、パシフィックGPが開催された当時は、岡山国際サーキットは、TI英田サーキットという名称でしたね。
 セナが1994年に岡国を走っている動画がありましたので、同じようなタイムで走ったiRacingでの動画も作ってみました。並べてみると、そっくりです(上の動画を再生してから、1.5秒ほど待って下の動画を再生すると、タイミングが合います)。

 さて、実際に走ってみます。F1、すっごい速いです。タイヤ、凄まじいグリップです。ブレーキ、めちゃくちゃ止まります。でも、操作はとってもしやすいです。シフトも何も考えなくても入りますし。ただ、目が回るほど速いです。

 これまで岡国はMX5やSkip、速くてもStar Mazdaで走った程度だったので、圧倒的な違いを感じます。岡国は元々1周が短いサーキットなので、コーナーの間隔も異様なほど短く感じますよ。このスピードについていくことが、まずは大変でした。

 予選ですが、速すぎるF1に戸惑いながらも、なんとか3番手に食い込みます。PPはKenさん、2番手はshutaroさんです。

 そしていよいよグリーンシグナル。自分はF1は初レースなので、もちろんスタートも初めて。全開にするとくるっと回っちゃうことだけは分かっていたので、ハーフスロットル程度でおそるおそる加速します。なんとかうまく行って、1コーナーでPPのKenさんをパスすることに成功! さらに1周目、トップのshutaroさんがWヘアピンでまさかのスピン。ここでトップに立ちました。

 その後は、Kenさんの猛追を受けましたが、ここが現代F1の良いところ(?)、そう簡単には抜けません。あまりにもスピードが速いため、スリップにつくほどには近寄れないんですね。F1でオーバーテイクするには、ストレートの距離も短いようです。

 Kenさんとはラップタイムにして2秒ほどの実力差があったとは思いますが、割と余裕を持って押さえられました。うーん、DRS(可変ウイング)欲しかったでしょうね。またはKERSか。DRSがあっても抜けるかどうか怪しいくらいですが。

 Kenさんを押さえることに成功したあとは、最近売りの安定感を活かして、inc x 0でトップフィニッシュ。うーん、気持ちいい。

 24周して思ったのは、F1がとっても素直で良いクルマなこと。乗り方は同じフォーミュラのStar Mazdaに近いのかなと。速いStar Mazdaみたいな感じ。そのまま? オフィシャルレースでF1に乗る日はまだまだ来ないとは思いますが、とても良い経験になりました。

 なおこのレースは、iRJAさんのホストによる、13Week中のレースの最終日でした。iRJAさん、そして一緒に走って下さった日本人iRacerの皆さん、本当にありがとうございました。レースの楽しさを再認識した、とっても楽しい時間でした。

■レース結果(リンク)
・車種/シリーズ:Williams-Toyota FW31
・コース:Okayama International Circuit - Full Course
・予選3位/決勝1位(参加10台)

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http://ja.iracing.com/(日本語)


P.S.

 セナの命日は5月1日でした。当時は高校3年でしたね、自分は。よく覚えています。落ち込みました。泣きました。

 F1は1998年から見始めました。ほんとにのめり込んでいました。セナの死によってひとつの時代が終わったということを、ひしひしと感じました。

 セナのことを考えるととても辛くなるので、ずっと思い出さないようにしていました。セナの映画のブルーレイも速攻で予約して買いましたが、まだ見れていません。

 でも、F1で岡山を走っていると、セナのことを思い出さずにはいられません。彼が与えてくれた感動を思い出さずにはいられません。大好きでした。本当にありがとう。