外部カメラをリアルFOVに設定して実車の迫力を体感
3D VISIONの楽しみのひとつが、外部カメラで車を眺めることですね。ここで「車が実車と同様の大きさに感じられる」ようにするには、いくつかの条件が必要になります。その条件とは、
・3D深度が100%である
・輻輳距離が正しく設定されている(下記ページ参照)
3D VISION用「リアル輻輳距離」の設定方法 - iRacingレポート
・外部カメラのFOVが「リアルFOV」(正しい視野角)である
・カメラタイプが「Static Fov」である
の4つです。
ここでは、外部カメラのFOVを「リアルFOV」に設定する手順を解説します。
■手順1:COCKPIT視点で表示される範囲を覚えておく
まず、好きな車に乗り込みましょう。ここでは「Ctrl+T」(デフォルト時)を押して、3D VISIONを切っておくといいです。つぎに、COCKPIT視点で表示される範囲を覚えます。これは頭で覚えるよりは、写真を撮るなどしておくといいかもしれません。
■手順2:カメラオプションで外部カメラ用リアルFOV値を確認
リプレイ中のCOCKPIT視点で「Ctrl+F12」でカメラオプションを起動して下さい。ここで「Ctrl+Z」を押すと、フリーカメラに切り替わります。すると、FOVがぐっと広くなったかと思います。
つぎに、キーボードの"[キー"と、" ]キー"を使って、手順1で覚えておいた表示範囲と同じになるように、FOVを狭くしていきましょう。表示範囲が手順1と同じに戻ったら、カメラオプションにあるFOVの値を覚えて下さい。これが、「外部カメラ用のリアルFOVの値」になります。
自分の環境では、コクピット視点でのFOVは103度。外部カメラ用リアルFOVの値は39.60度となりました。
■手順3:外部カメラのFOVの値をリアルFOVの値にする
手順2で計測した「外部カメラ用リアルFOV」の値は、「Chaseカメラ」や「RF Suspカメラ」のように、カメラタイプが「Static Fov」に設定されているカメラにのみ有効です。「TV1」などは基本的にカメラタイプが「Zoom」になっていますので、カメラオプション内で「Zoom」→「Static Fov」に切り替えて下さい(「Ctrl+M」でも切り替えが可能)。
これで、カメラのFOVを設定ができました。早速3DをONにして車を眺めてみましょう。「Ctrl+F12」でカメラオプションを起動しておけば、カメラを自由に動かして様々な角度と距離から車を眺めることができます。きっと、実車がまるで目の前にあるかのように感じられることでしょう。
おもなカメラ操作
・W=前進
・S=後退
・A=左へ移動
・D=右へ移動
・Ctrl+A=左を向く・Ctrl+D=右を向く
・Ctrl+W=上を向く
・Ctrl+S=下を向く
・Alt+W=上に移動
・Alt+S=下に移動
・Ctrl+Z=フリーカメラ
フリーカメラ時の操作
・マウス左クリック=前進
・マウス右クリック=後退
・マウス操作=視点移動
(通常のカメラ操作も機能します)